法人化で管理体制拡充
高石工業(大阪府茨木市、高石秀之社長)は、2028年3月期に住宅設備用ゴム製品などを手がけるベトナム工場(ホーチミン市)の生産能力を出荷量ベースで現状比5割増やす。10月に現地子会社「高石ベトナム」を設立し、管理体制を強化した。約1500万円を投じて生産設備を増強したほか、現地採用を12人から16人に増やした。主要顧客の大手水栓メーカーなどが東南アジアで生産を強化する中、ベトナム工場の出荷を増やして需要に対応する。
高石工業のベトナム工場は現地のレンタル工場内に入居する。15年の進出以来、法人化をせずに運営してきたが、事業規模の拡大に合わせて子会社の立ち上げを決めた。
法人化に伴い、…


