水供給価格の問題再燃 1962年にシンガポールとマレーシアとの間で結んだジョホール州からの水供給価格の問題が再燃している。この契約は、62年から2061年までの99年間にわたり、原水を1000ガロン当たり0・03リンギ(約0・75円)で供給するというもの。 18年5月に首相に返り咲いたマハティール氏が「この価格は安すぎる」と再び声を上げ始めたのだ。マハティール氏は前回首相だった01年に、シンガポールのリークアンユー上級相(当時)とも交渉。リークアンユー氏が「契約は有効と主張」した上で「若干の値上げと61年以降の供給の保証」を提案したが交渉は物別れに終わった。 マハティール氏を引き継いだ… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/マレーシア、所得増え寿命も伸長 【連載】グローバルの眼/マレーシア・汚職事件にみる人の“さが” 【連載】グローバルの眼/マレーシア、上昇する失業率 【連載】グローバルの眼/マレーシア「法治国家」復活に取り組む 【連載】新興国ウオッチ(1)マレーシア-政権交代で先進国入りへ マレーシアシンガポールグローバルの眼国際経済水供給価格値上げ淡水浄水