多額の報酬で倫理放棄 1MDB(One Malaysia Development Bhd)は2009年、当時のナジブ政権が設立した戦略産業分野への投資会社であった。しかしながら、次第に社債発行を通じた不正な資金調達機関に変貌していった。調達金額の内45億ドル(5000億円)が追跡不能。米司法省は、27億ドル以上がナジブ前首相周辺に流れたと見ている。 社債発行を引き受けたのは、米巨大金融グループのゴールドマン・サックス(以下GS)。この業務で多額の手数料を得たとされる。 マレーシア政府の保証が付き、利回りも良く、… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/マレーシア、所得増え寿命も伸長 【連載】グローバルの眼/マレーシア、シンガポールに要求 【連載】グローバルの眼/マレーシア、上昇する失業率 【連載】グローバルの眼/マレーシア「法治国家」復活に取り組む 【連載】新興国ウオッチ(1)マレーシア-政権交代で先進国入りへ マレーシアグローバルの眼東南アジア国際経済1MDB倫理汚職事件