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コラム

【連載】グローバルの眼/日系製造、ASEANで基盤固め

【2019年4月18日付 国際面 日刊工業新聞電子版

米中貿易摩擦に備え

来年開通予定のホーチミン市鉄道の建設に伴い地価が上昇している

米中貿易摩擦は一時休戦の機運もあるが、摩擦は貿易収支から技術覇権へと広がり、予断を許さない。そこで、貿易摩擦を回避すべく、生産拠点の軸足を中国から東南アジア諸国連合(ASEAN)に移す動きが、日系を含む外資・中国資本系製造業において見られるが、その最注目先となっているのがインフラ整備が進み、人件費も低廉なベトナムだ。ベトナムもまた対米貿易黒字を抱えているが中国に比べれば少額で技術覇権リスクは低く、対米外交関係も比較的良好である。これらの要因が重なり、ベトナムにとって、米中貿易摩擦は追い風となっている。

他方で、この潮流に乗り遅れているのがミャンマー、カンボジアだ。賃金水準がさらに低く、インフラ整備も緒に就き、外資・中資系軽工業の中国から生産拠点の軸足を移す先としては有利な条件を…

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