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コラム

【連載】グローバルの眼/中国減速歯止めも、再度失速の可能性

【2019年5月24日付 国際面 日刊工業新聞電子版

6%成長死守へ景気対策

中国では昨年来の景気減速に歯止めが掛かってきた。2019年1―3月期の経済成長率は実質で前年比6・4%増と前四半期(同6・4%増)と同率に留まり、1年ぶりに減速が止まった。その背景には、中国政府の景気対策がある。

1―3月期に実施された減税の総額は3411億元(日本円換算で約5兆6000億円)で、同期の名目国内総生産(GDP、約21兆3000億元)と比べると約1・6%の規模となった。内訳は個人所得税法改正に伴う減税分が約1700億元、増値税(付加価値税)率の引き下げに伴う減税分が約1000億元、零細企業支援関連の減税分が約600億元などとされており、個人所得や企業収益を増やし、景気の落ち込みをカバーした。

また、地方政府債の増発も景気減速に歯止めを掛ける上で大きく貢献した。中国では…

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