ネットセール盛況も証左 中国の小売り売り上げの前年比伸び率は2010年の18・8%増から低下傾向が続き、19年1月―10月は同8・1%増にとどまった。この背景には(1)中国経済の高速成長が10年前後に終焉(しゅうえん)を迎え、所得の伸び率も低下傾向が続いたこと(2)リーマン・ショック後の景気対策の一環で「家電下郷」などの補助金支給政策が実施され、農村での家電普及が加速した結果、都市・農村ともに主要な家電の新規需要が一巡したこと(3)不動産価格の高騰により、住宅ローン負担や家賃負担が増大し、消費余力が低下したこと、などいくつかの構造的な要因がある。 上記(2)について、… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/中国で拡大するモバイル決済 【連載】グローバルの眼/中国企業のASEAN移管ラッシュ 【連載】グローバルの眼/中国・車メーカー、インド市場進出 【連載】グローバルの眼/中国の債務問題と経済成長 【連載】グローバルの眼/中国、輸入博で“開放”強調 補助金中国グローバルの眼中国経済不動産ネットセール中国消費減速小売り