EV用リチウム電池も生産
中国の自動車メーカーが、年間4輪車販売台数が2017年に402万台となり、ドイツを抜いて世界第4位の市場となったインドへの工場進出に意欲を示し始めている。トップメーカーの上海汽車は今春から、インドでの生産を開始。SUVメーカーの長城汽車も進出を検討しているとインドで報道されている。インドの電気自動車普及促進をにらんだ、リチウムイオン電池での工場進出も伝えられている。
上海汽車は、傘下の英国系MGモーター・インディアが買収したGMインディアのハロル工場(グジャラート州)改修に220億ルピー(約350億円)を投じ、ハイブリッドのスポーツ多目的車(SUV)「ヘクター」の生産を4月末から開始。予約は順調のようで、インド自動車工業会調べによると、上半期のヘクター販売台数は6000台を超えている。MGモーター・インディアは、電気自動車「MG ZS EV」の来年生産開始も計画(エコノミック・タイムイズ紙10月2日付電子版)しており、22年度までに5車種のラインアップ・年産8万台に向け、500億ルピーを投資するという。
中国の民営最大手の自動車メーカー、…