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コラム

【連載】グローバルの眼/変身する中国の書店・図書館

【2019年8月7日付 国際面 日刊工業新聞電子版

“インスタ映え”若者に訴求

中国で20―30年代を中心に人気のある言几又書店。センスがいいと評判で、カフェが併設されていることが多い

ここ数年、中国の大都市に書店が急増した。しかも、おしゃれでカフェや文具売り場が併設された「インスタ映え」する書店だ。

中でも1990年代に貴州省で設立の西西弗(シーシーフー)書店は先駆的な存在。北京や上海などの大都市に出店し、全国に200店舗を構える。夏目漱石の小説「吾輩は猫である」の中国語版を大量に平積みするキャンペーンで一躍注目を集めた。

洗練された内装と設計で注目されているのは06年に四川省で設立した言几又(イエンジーヨー)書店。東京・代官山の蔦屋書店が入る商業施設の設計を行った池貝知子氏が設計した店舗もある。中国全土に60店舗まで増え、20―30代の若者を中心に人気がある。こちらも…

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