後継者の選出に注目 昨年5月のマレーシアの総選挙で熱狂的な支持を受けたマハティール氏。そのマハティール氏が、不信任案提出の噂(うわさ)が出るなど複雑な動きにもまれている。 まず、後継者問題。同氏は昨年の総選挙直前に宿敵だったアンワール・ビン・イブラヒム氏(元副首相、マレー系の人民正義党=PKR党首)を獄中に尋ね、歴史的和解を果たした。併せて「選挙で勝利した暁には恩赦で出獄を図り、2年後に首相の座を譲る」と約した。 そして、PKRの他に華人系の民主行動党(DAP)、イスラム色の濃い国民信託党(PAN)と四党で希望連合(HP)を結成し選挙戦に勝利した。 選挙後、… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/再び日本を向くマレーシア 【連載】グローバルの眼/穏やかな時間が流れるマレーシア 【連載】グローバルの眼/マレーシア、所得増え寿命も伸長 【連載】グローバルの眼/マレーシア・汚職事件にみる人の“さが” 【連載】グローバルの眼/マレーシアの政変「激動の1週間」 マレーシアグローバルの眼マハティール首相国際経済歴史的和解選挙アイデンティティー戦略