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コラム

【連載】グローバルの眼/再び日本を向くマレーシア

【2019年4月17日付 国際面 日刊工業新聞電子版

過度の中国傾斜是正

首相に返り咲いた翌月に経済団体首脳と懇談するマハティール首相(左から2人目、都内=18年6月12日)

2018年5月の総選挙で、マハティール氏が92歳の高齢で首相に返り咲いてから一年を迎える。マハティール首相は政権の座に就くなり「ルックイースト政策」の再導入を掲げた。同政策は前の首相就任直後の82年に開始したもの。端的に言えば「日本に見習え」という政策だ。

日本人の「勤勉、正直、規律、高潔、責任感、時間に正確、恥を知る、品質向上の情熱、他を思いやる。年長者を敬う」などを身につけようと再びマレーシア国民に呼びかけたのだ。

一方、中国との関係では、前政権が合意したいくつかの巨大プロジェクの不平等な内容を是正する交渉を精力的に行って来た。その代表例としてつい先週合意に至ったマレー半島東海岸から半島を横断し、クアラルンプールに近いポートクランに至る東海岸鉄道建設プロジェクト(ECRL)のケースを紹介する。

12日に交わした付帯契約の骨子は、…

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