9月の大統領選前に激化か
政情不安が続く南米ボリビアをめぐり米国と中国の覇権争いが激しくなる気配である。
ボリビアでは2019年10月の大統領選でいったんは、モラレス前大統領の当選が発表されたものの、「不正選挙」の疑いが浮上。大規模な抗議行動が展開される中、モラレス氏が大統領辞任を表明、海外に亡命する事態となったのはまだ記憶に新しい。その後、アニェス暫定政権が発足するも、いまだ政情安定には程遠い。
モラレス前政権は反米左翼路線を進め、発足から2年後、駐ボリビア米国大使を国外追放、…
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