感染率低下 接種に弾み
新型コロナウイルスのワクチン接種を世界最速のペースで進めてきたイスラエルで、感染率低下の兆しが見られ始めた。日本でも近く接種が始まる見込みだが、イスラエルの前例は吉報と言えそうだ。
この中東の国でワクチンの集団接種が始まったのは2020年12月20日。同月8日に開始した英国に当初は後れを取ったものの、軍の主導により競技場、駐車場、校庭などあらゆる場所を使い、猛スピードで、1日平均20万人近くに接種を行ってきた。
イスラエルの人口は920万人。2月初めの時点で人口当たり接種率は約60%に達し、…
日刊工業新聞電子版で続きを読む
(電子版への会員登録・ログインが必要です)