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コラム

【連載】グローバルの眼/支持減少するマハティール政権

【2020年1月8日付 国際面 日刊工業新聞電子版

民族間の分断招く動きも

マレーシアのマハティール首相(右)とアンワル元副首相(11月23日、プトラジャヤ=EPA時事)

マハティール首相が率いるマレーシアの現政権は、希望連合(PH)と呼ばれる連合政権。マレー系の3党、すなわち人民正義党(PKR)、マレーシア統一プリブミ党(PPBM)、国民信託党(PAN)と華人系の民主行動党(DAP)の4政党に、サバ州の二つの地域政党が連合政権を構成している。寄り集めのため、各党の主義主張は異なる。閣僚の経験不足もあり、政府は的確な政策をタイミングよく打ち出すことができないでいる。選挙の公約も消費税の廃止以外は実現していない。当然、選挙民は失望する。

逆に、政府はJAWIと呼ばれるマレー語のアラビア文字表記とその習字を義務教育化する方針を突如発表した。イスラム教徒でない華人系やインド系の国民から大反対の声が上がり、大きな議論となって結局、マズリー教育相が辞任に追い込まれた。

一方、野に下った統一マレー国民組織(UMNO)は…

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