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コラム

【連載】グローバルの眼/中国発グローバルブランド生まれるか

【2020年1月29日付 国際面 日刊工業新聞電子版

異業種連携、開発相次ぐ

上海大悦城にある気味図書館の店頭に並ぶ「大白兎キャンディ」とのコラボ商品

テクノロジーの進化で既存事業の領域を破壊するイノベーションが頻繁に登場し、業界の境界線が消えつつある中、中国では、異業種連携による新製品開発と販売が盛んに行われている。業界の枠を超えたコラボによって、購買層の基盤の拡大とブランドイメージの再発見を図ろうとしている。またコラボ商品のカテゴリーは化粧品から洋服、アクセサリー、靴、文房具、小型家電、食品まで多様化している。

その好例として、1959年から発売され、歴史ある上海の名産品である「大白兎キャンディ」と、香水をメインに取り扱う企業の「気味図書館」との連携を挙げたい。両社は2019年に消費者におなじみのミルキーキャンディの香りを忠実に再現した香水やボディローション、ハンドクリームなどスキンケア関連製品の開発に取り組んだ。そしてミニブログの「微博」や国民的なSNSアプリである「微信」のパブリックアカウントなどで大白兎キャンディの60年の歴史と新たなブランドづくりの船出を発信し続け、消費者の“懐かしい”という感情の喚起に成功し、ブランドイメージの刷新にもつながった。

また、…

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