奈良県は大阪市内のホテルで、企業立地セミナー(写真)を開いた。製造業や建設業の関係者ら336人が参加。荒井正吾知事が産業集積地を形成する事業などを説明。京奈和自動車道の御所インターチェンジから約100メートルの好立地に予定する約12万平方メートルの開発地域を紹介した。
奈良県は2002―16年の過去15年間に、本社機能を県内に転入させた企業数の指標となる「本社転入超過数」が全国6位。京奈和自動車道などが整備され物流面が向上し工場立地も増えている。荒井知事は補助金といった優遇制度、奈良の文化や自然の豊富さ、医療体制の充実を紹介。「従業員の住環境の良さにつながる」と指摘した。