日本製粉は18日、中国現地法人「上海金山日粉食品」のプレミックス(調製粉)工場が完成、稼働したと発表した。中国で2カ所目の製造拠点で、同国での生産能力は従来比3・3倍の年1万2000トンになる。またタイ現地法人「NIPPN(タイランド)」のプレミックス工場も増強が完了し年産能力を同40%増の2万8000トンとした。
ケーキ・菓子類に使われるプレミックスはアジア地域で需要が高まっており、同社は生産拠点の新増設を進めていた。中国・上海市の新工場は敷地が1万5000平方メートルで、年産能力は8400トン。投資額は約17億円。
また、タイの生産拠点(パトンタニ県ナワナコン工業団地)では製造ラインを増強し、年産能力で8000トンを追加した。投資額は約4億円。同拠点ではさらに冷凍食品工場の建設を検討しており、事業の拡張を目指す。