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三井不、物流でタイ進出 来年バンコク近郊に2施設

【2019年4月29日付 建設・生活・環境・エネルギー面 日刊工業新聞電子版

2施設位置図(同社発表資料から)

三井不動産は2020年に、物流施設事業で海外に進出する。タイの財閥系不動産大手と共同事業契約を結び、バンコク近郊に2施設を開発する。総事業費は53億タイバーツ(約185億円)で、出資比率は49%。オフィスビルや商業施設、住宅、ホテルに次ぐ資産として育て、東南アジアでの事業拡大につなげる。

タイ・バンコク東部で経済特区「東部経済回廊」内に位置するバンパコンと、同北部でミャンマーやベトナムとの結節点とされるワンノイに1件ずつ開発する。延べ床面積はそれぞれ約16万平方メートルと約9万平方メートル。いずれも20―22年に3段階で開業する予定で、日系の製造業をはじめとする需要を取り込む。

タイを含む東南アジア諸国連合(ASEAN)地域では、域内関税撤廃や交通網整備を加速。特に地理的に中央に位置するタイに進出する外国企業は多く、日系企業も増えている。このため、三井不動産は物流市場としてもう一段の拡大が見込めると判断した。

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