Powered by 日刊工業新聞

ニュース

躍動・福島ロボット産業 テストフィールド、3月末全面完成

【2020年1月1日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

復興・再建の“エンジン”に

ロボットテストフィールドの研究棟(左)と試験プラント

福島県が南相馬市と浪江町に建設中のロボットに関する世界最大の実証研究拠点「福島ロボットテストフィールド」が3月末に全面完成する。本拠地の南相馬市の東西1000メートル、南北500メートルのフィールドには事業者や大学、研究機関など21の実証・研究施設が整備される。東京電力福島第一原子力発電所の事故で甚大な被害を受けた同県浜通り地域の復興・再建に果たす役割は大きい。8月に同フィールドで開く国際ロボット競演会「ワールド・ロボット・サミット(WRS)」に地元企業が参戦するなど、ロボット関連産業の成長が期待される。(いわき・駒橋徐)

世界最大の実証研究拠点

南相馬市の福島ロボットテストフィールドは、70ヘクタールの広大な用地のうち50ヘクタールを活用して建設する。残る20ヘクタールは同市の復興工業団地としてロボット産業などの誘致を進める。さらに13キロメートル離れた浪江地区には無人航空機の滑走路と格納庫を設置する。

【陸・海・空を再現】

福島県浜通り地域で新たな産業を構築する国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」に基づき…

日刊工業新聞電子版で続きを読む
(電子版への会員登録・ログインが必要です)

おすすめコンテンツ from Biz-Nova(ビズノヴァ)

ページトップ