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所沢市、25年ぶり造成 圏央道至近に工業団地

【2021年5月21日付 総合1面 日刊工業新聞電子版

【川越】埼玉県所沢市は、25年ぶりに工業団地を造成する。隣接する入間市との境界線付近にある既存のミニ工業団地「三ケ島工業団地」の周辺に造成する計画。三ケ島工業団地(約4・8ヘクタール)を含む総面積は29・8ヘクタールで、規模を従来の6倍に拡張する。交通の利便性の良さなどから企業の進出意欲も高く、現在9割以上の地権者から承諾を取り付けた。県と農地を工業用地に転用する交渉・手続きに着手しており、今後2年以内の分譲開始を目指す。

新工業団地はフジタが主体で造成する。既存の三ケ島工業団地とは別に、新規立地企業からなる組合方式で運営する。進出事業者は製造業が基本条件だが、情報通信や自然科学研究所、アニメなどコンテンツ産業の進出も可能。市では進出企業に最大5年間の固定資産税および都市計画税の実質免除なども提供し、立地の優位性をアピールしていく。

東京都に隣接する所沢市内には…

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