価格転嫁進まず採算悪化、メーカー鋼材値上げ影響
浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた4月の景況実感調査(会員145社対象)は、現在の景況感について前月よりも「好況」「やや好況」と回答した企業が、前月調査比10社減の10社だった。鋼材の品不足や、メーカーによる鋼材値上げが相次ぐ中、価格転嫁の進みが遅く、採算が悪化していることが主な要因とみられる。
「横ばい」と回答した企業は、同5社増の66社で、回答者全体のおよそ半数。「不況」「やや不況」と回答した企業は、同5社増の55社となった。
同調査によると、売上数量について前月より「好況」「やや好況」との回答は…
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