【浜松】ヤマハ発動機は24日、中国・蘇州市の産業用ロボットや表面実装機(サーフェスマウンター)の販売・サービス拠点を増強したと発表した。延べ床面積約5000平方メートルの新社屋にロボティクス事業の製品群のショールームを設けるとともに、人員を従来比約2倍の113人に増やした。投資額は非公表。
ヤマハモーターIM蘇州(YIMS)の本社を同じ蘇州の工業団地内で移転、拡張した。半導体後工程の製造装置を手がけるヤマハロボティクスホールディングス(YRH)の現地事務所も集約した。教育施設で現地特約店の営業やサービスのスキルを高め、YRHの製品も含め拡販する。
2020年にはYIMSの深圳市の営業拠点を拡張して人員を増強しており、中国で攻勢をかける。
ヤマハ発はロボティクス事業全体で、21年12月期に前期比14・5%増の売上高950億円以上を見込む。