シャープは24日、インドネシアにエアコンの新工場(イメージ)を建設すると発表した。今後のエアコン需要増を見込める東南アジア諸国連合(ASEAN)向けの供給体制を整える。投資額は約40億円。ASEAN全体で2025年度に21年度見通しの倍増規模となる200万台の販売を目指す。
首都ジャカルタ郊外のカラワン工業団地で23年4月をめどに稼働させる新工場の敷地面積は約3万平方メートル。年産能力は当初90万台だが、数年以内に同150万台に高めるため、施設増強も視野に入れる。
シャープのエアコン工場はタイ、中国に続き3カ所目。現状、インドネシア向けはタイから輸出しているが、新工場完成後はASEANのほか中近東向けの商品も生産する。