【川崎】東京応化工業は熊本県菊池市での工場建設に向け、企業立地に関する基本協定を同市と結んだ。用地の正式取得後、半導体の製造に必要な高純度化学薬品などを供給する工場を新設し、半導体需要の世界的な盛り上がりに対応する。生産規模や工期などの詳細は今後決める。 熊本県が運営する工業団地「菊池テクノパーク」への工場立地について地元・菊池市と基本協定を結んだ。12万9000平方メートル弱の土地を約17億円で取得し、高純度化学薬品などを製造する工場を建てる計画。同県内への工場設置は、同じく高純度化学薬品の製造を手がける阿蘇工場(阿蘇市)に続いて2カ所目。半導体用材料の需要増大を踏まえ、増産体制を整える。 【関連記事・情報】 モルツウェル、松江市工業団地に新工場 調理済み食材増産 彩の国工業団地連携協、10月に工場開放第1弾 川越狭山で 熊本精研、福岡・糸島に新工場 設備移管でスペース2倍 丸紅、ベトナム工業団地の販売代理契約 タイ系企業と締結 千石、ガス給湯器・家電の新工場 来年8月稼働 → 日刊工業新聞電子版で「熊本県」関連の工業・産業ニュースを見る (電子版への会員登録が必要です) 工業団地菊池市新工場東京応化工業菊池テクノパーク高純度化学薬品