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フジワラテクノアート 早期離職2年連続ゼロ

【2022年5月11日付 モノづくり面 日刊工業新聞電子版

フジワラテクノアート(岡山市北区、藤原恵子社長)は、日本政策投資銀行が実施する「DBJ健康経営格付け」の最高ランクを2021年に取得した。社員に対する心と体を健康に保つための取り組みや多様な人材が活躍できる仕組みづくりが評価された。中でもエンゲージメント(愛着)に関する得点率は平均を大きく上回り高い評価を得たという。(広島総局長・大櫛茂成)

フジワラテクノアートは岡山桃太郎空港(岡山市北区)に隣接する産業団地に本社を構える。社員数は約150人。みそやしょうゆ、清酒、本格焼酎などを生産するための醸造機械を製造する。中でもこうじを自動で製造する製麹(せいきく)機は国内シェア8割を誇るトップメーカーだ。国内だけでなく米国や中国、東南アジアなどへ輸出もしている。

取り巻く環境の変化と女性や若手の社員が増えたことなどを背景に近年、経営改革を進めてきた。16年の経営理念刷新を皮切りに

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