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台湾ハイウィン、神戸で新本社工場稼働 直動機器の2次加工2倍に

【2022年11月2日付 機械・ロボット・航空機1面 日刊工業新聞電子版

【神戸】台湾ハイウィンの日本法人は1日、神戸市西区の産業団地「神戸サイエンスパーク」に建設した新本社工場を稼働させ、本社機能を同中央区から移転した。日本におけるボールネジ、リニアガイドウェーなどの直動機器の2次加工生産能力を2倍にする。産業用ロボット操作教育施設や研究開発部門も設け、直動機器と自社の産業用ロボットとのセット提案を強化していく。

台湾本社の卓文恒会長は、さらなる生産能力増強について「受注状況で判断したい。日本は自動化や半導体などが進んでいて、発展の余地がある」と期待を示した。グローバルでは自動車向けボールネジの新製品を、自動車ティア1(1次下請け会社)メーカーと共同開発中という。

ハイウィンは台湾本社で直動機器を製造し、日本法人は日本市場に合わせた2次加工を手がける。一方で産業用ロボットの開発・製造を台湾が担う。ハイウィンは台湾と日本のほか中国、米国、ドイツなどに工場を持つ。

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