【水戸】茨城県は21日、ひたちなか市での工業団地開発などを新規事業に盛り込んだ2023年度当初予算案を発表した。国営ひたち海浜公園南側の国有地を活用して分譲面積約22ヘクタールの工業団地を造成し、25年度以降の完成を目指す。総事業費は約68億円。23年度当初予算案には工業団地造成のための測量・設計の実施に向けて7100万円を計上した。県施工の新たな工業団地開発を新年度予算案に盛り込むのは3年連続となる。
新工業団地の隣接地にはJX金属が2000億円を投じて先端素材の大規模工場を建設中。県は「複数企業から確実性の高い産業用地取得要望がある」と見て同地への工業団地開設を決定。国有地を県が取得して造成する方針で、まずは国の認可を得るための計画策定作業を進める。
県の23年度当初予算案の一般会計は…