【横浜】ヨコレイはベトナムに全額出資子会社を設立し、２０２５年１月完成をめどに冷蔵倉庫を稼働する。ホーチミン市の南西部、ロンアン省のフーアンタン工業団地に約４万６０００平方メートルの敷地を取得、鉄骨平屋建て延べ床面積約１万７０００平方メートル余りの冷蔵倉庫（完成イメージ）を建設する。収容能力は約４万５０００トン。投資額は明らかにしていない。１４日に起工式を開く。
現地法人「ベトナムヨコレイ」は資本金３０６０億ベトナムドン（約１８億円）で設立。社長はヨコレイの関晋也執行役員が務める。
ヨコレイは東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）で水産加工が盛んなタイに冷蔵倉庫５拠点を展開しており、同国でトップクラスのシェアがある。ベトナムでも南西部のメコンデルタ地区を中心に水産加工業が発達し、経済発展に伴う冷凍食品需要の増大も見込めることから進出を決めた。日本で水揚げされた水産品を輸出する食品販売事業の中継拠点としても活用する。
