スウェーデンのオートリブは、アジア向けのエアバッグのクッションを生産する工場をベトナムに建設する。敷地面積は約9万平方メートル。2025年下期からアジアのエアバッグモジュール組み立て施設向けに、同クッションの生産を始める予定だ。同社がベトナムに投資するのは初めて。
工場はベトナム北部のアマタシティ・ハロン工業団地(クアンニン省)に建てる。フル稼働時には約2000人の従業員の雇用を見込む。新工場は東南アジアの既存の生産拠点を補完。将来のアジア市場におけるエアバッグ生産の増加に対応する。
新しい生産技術を取り入れるなど、「インダストリー4・0(第4次産業革命)」のコンセプトを踏まえた事業所を目指す。