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オリエンタル技研、インキュベーションラボ完成 新興に交流の場

【2023年5月1日付 科学技術・大学面 日刊工業新聞電子版

オリエンタル技研工業(東京都千代田区、林正剛社長)は茨城県つくば市で、インキュベーションラボ「X/S(イクシーズ)ワークサイト」を完成した。2024年春にオープンする。同市や筑波大学の関連スタートアップ(SU)に、オフィスや実験室、交流スペースを提供する。賃貸料の目安は1平方メートル当たり5500円。1社当たり50―100平方メートルを貸し出し、約20社の入居を見込む。

入居企業はオリエンタル本社の施設も活用可能。ラボで試作して顧客にプレゼンテーションするなど、東京での活動拠点も持つことができる。

オリエンタル技研工業は研究施設・設備の総合エンジニアリング会社。新しいインキュベーションラボは同社の工場などがあったテクノパーク豊里工業団地内に設けた。デザインと設計は、パートナー企業の建築士事務所、プラナス(東京都千代田区)が手がけた。

入居企業同士や顧客とのネットワーク強化に向けて、イベントやバーベキューのスペースを設置。オリエンタルの顧客である製薬や化学などの企業とSUのマッチングにも利用する。林社長は「研究者や起業家の人脈づくり、生活の充実に役立ててほしい」と話す。

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