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カネカソーラーと伊藤忠、兵庫の工業団地に蓄電設備 電力地産地消を促進

【2023年6月2日付 総合4面 日刊工業新聞電子版

カネカソーラー販売(大阪市西区、南泉善行社長)と伊藤忠商事は1日、2023年度中に豊岡中核工業団地(兵庫県豊岡市)で蓄電システムや太陽光発電設備を使った電力サービス事業を始めると発表した。電気自動車(EV)の使用済み電池をリユースして作った蓄電設備や、同団地内の建物の屋根に設置した太陽光パネルを利用する。投資規模は10数億円程度。蓄電による電力調整機能や再生可能エネルギーの活用を図り、電力の地産地消を促進する。

カネカソーラー販売が75%、伊藤忠商事が25%出資して電力サービス事業を運営する豊岡地域エネルギーサービス(兵庫県豊岡市)を設立する。関西電力や電力小売りのアイ・グリッド・ソリューションズ(東京都千代田区)などとも連携する。

中国で回収した商用EVの使用済み電池を使って豊岡中核工業団地内に定格出力1900キロワット、定格容量6000キロワット時の蓄電設備を設置した。電池に使われているリチウムなどのレアメタル(希少金属)を有効に利用しつつ、

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