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広がるオープンファクトリー、参加企業が知恵絞る

【2023年8月15日付 東日本・西日本面 日刊工業新聞電子版

半導体向け設備公開/無口な社員も冗舌に

工場などを外部に公開してモノづくりを体験してもらう「オープンファクトリー」の取り組みが各地に広がっている。企業が連携し、地元の人びとを巻き込むことで、単なる工場見学にとどまらず、地域活性化やモノづくり人材の育成などさまざまな役割を担うようになってきた。コロナ禍の影響を脱し、一段と盛り上がる各地の取り組みを追った。

【山梨・韮崎】好奇心刺激する体験型

ニラサキオープンファクトリー実行委員会(山梨県韮崎市、斎藤嗣樹委員長)などは山梨県の後援で、「ニラサキオープンファクトリー2023」を18日から5日間開催する。8月は1月に続き4回目の開催で、製造業を中心に16社が参加。工場見学やモノづくり体験ができる。合計600人前後の来場者を見込み、斎藤委員長は「韮崎の製造工場、初めて見る機械、作業に子どもも大人も好奇心旺盛に見学、体験してほしい。『ものづくりのまち韮崎』を感じてもらいたい」と意気込む。

先端技術に触れられるのが特徴。韮崎市は半導体関連企業が集積しており、近年の需要増加で新工場が多く建設された。ニラサキオープンファクトリーでは新設備の見学や電子部品を使ったアクセサリー製作などができる。担当者は「(半導体関連では)機密保持で工場を公開しない企業も多く、見学できるのは珍しい」とアピールする。

初開催は2019年7月だったが、

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