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広がるオープンファクトリー 東京・葛飾区とさいたま・岩槻区で初開催

【2019年11月1日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

かつしかライブファクトリーで金型製作をする参加者と従業員(ミヨシ)

モノづくり体験や見学ツアー、認知向上へ工場連携

人手不足や住工混在など、さまざまな課題を抱える町工場。そんな課題の解決策として「オープンファクトリー」の活用が広がっている。工場の開放を通じて、人を呼び込み、モノづくりの魅力を体感してもらうのが狙いだ。山積する課題に負けまいと、初開催にこぎ着けた東京都葛飾区、さいたま市岩槻区の取り組みを追った。

東京都葛飾区では10月26日、有志で集まった企業9社が「かつしかライブファクトリー」を開いた。同区は製造業者数がピーク時に比べ約4分の1に減少。区内工場の大半は住工一体地域にあり、近隣住民との関係性は事業継続の上で大きな課題となる。内容はワークショップや工場見学など、各企業が自由に考えた。

山崎精工(東京都葛飾区)は真ちゅうコマづくり体験を実施。参加者は旋盤を操作し、コマやお香立てを作った。山崎勇人社長は…

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