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SBIHD・台湾PSMC、宮城に半導体工場 300ミリウエハー月4万枚へ

【2023年11月1日付 総合3面 日刊工業新聞電子版

SBIホールディングス(HD)と台湾の受託製造会社(ファウンドリー)の力晶積成電子製造(PSMC)は31日、宮城県の第二仙台北部中核工業団地に半導体工場を新設すると発表した。国内の車載向けに、28ナノメートル(ナノは10億分の1)以上の準先端品の半導体を量産する。2027年に直径300ミリウエハー換算で月1万枚、工場がフル稼働する予定の29年には同4万枚の生産を目指す。国内の半導体エコシステム構築に向け、人材育成にも取り組む。

両社が設立した工場設立準備会社のJSMC、宮城県を含む4者で、政府からの補助金を受け取ることを前提に基本合意書を結んだ。新工場の運営はJSMC傘下に新たに設立するJSMCHDが担う。PSMCジャパンの呉元雄社長が最高経営責任者(CEO)に就く予定。

第二仙台北部中核工業団地は仙台市街地から北に約25キロメートルの黒川郡大衡村に位置する。都内で会見したSBIHDの北尾吉孝会長兼社長は

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