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小倉クラッチ、フィリピン新工場完成 電磁コイルなど増産

【2024年1月5日付 自動車・モビリティー面 日刊工業新聞電子版

【高崎】小倉クラッチがフィリピンで建設していた新工場が完成した。自動車・電子機器向け電磁コイル、電磁機能部品であるソレノイドを生産する。年産能力は電磁コイルが既存工場比10万個増の450万個、ソレノイドが同33万個増の116万個。電磁コイルは主にカーエアコン向けで、日本・中国に輸出する。ソレノイドは2輪駆動から4輪駆動への切り替えやデフロック(差動固定装置)に用いられる部品で、北米に輸出する。

新工場はリパ市とマルバー市にまたがる工業団地「リマテクノロジーセンター」に立地。敷地面積1万6144平方メートルで、建屋面積7101平方メートル。巻線機、コイル組み立てライン、加熱炉、樹脂成型機、3次元(3D)測定機などを導入した。レンタルしていた既存工場(カランバ市)は解約した。

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