政府は2040年に向けたグリーン・トランスフォーメーション(GX)戦略「GX2040ビジョン」を策定する方針を決めた。脱炭素に向けたエネルギー供給や産業立地のあり方、産業構造転換、関連投資などを議論し、産業政策につなげる。長期展望を示し予見可能性を高め、企業などの投資を促す。
13日に首相官邸で開いたGX実行会議で示した。6月以降、有識者から意見を募る「GX2040リーダーズパネル」を開催し、年末をめどにビジョン案をまとめる。岸田文雄首相は新ビジョンを「GX2・0」と位置付け「官民が共有する脱炭素への現実的なルートを示すものにしたい」と述べた。
ビジョン策定では…