【宇都宮】栃木県は京王プラザホテル(東京都新宿区)で首都圏企業の誘致に向け「2024年度とちぎ企業立地・魅力発信セミナー」を開催した。キヤノン半導体機器事業部で副事業部長を務める三浦聖也執行役員がアクセス性や関連企業の集積性など、半導体関連企業の目線で栃木県の優位性を解説した。首都圏を中心に67社から計137人が参加した。
キヤノンは宇都宮事業所(宇都宮市)で半導体露光装置を製造する。三浦執行役員は「企業誘致に向けた栃木県の新たな取り組みでさらに関連企業の集積が進むことを期待している」とした。
県は24年度から半導体や蓄電池関連企業の誘致策を強化している。今回のセミナーは特に半導体関連企業へ参加を呼びかけた。栃木県の福田富一知事は県の魅力として「アクセス性」「災害リスクの低さ」「安価で多様な産業団地」「優遇制度」を挙げた。