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クボプラ、松江に新工場 BCP対策で第2拠点

【2025年1月23日付 西日本面 日刊工業新聞電子版

【松江】クボプラ(東京都青梅市、久保安宏社長)は、松江市に建設している新工場を4月に稼働する。半導体製造装置向け樹脂部品の需要増を見込み、事業の拡大と事業継続計画(BCP)対策として、本社から遠く離れた地に生産拠点を新設することにした。西日本の拠点と位置付け、樹脂部品の精密機械加工や接着、溶接、曲げ加工まで一貫で対応できる体制を築く。

松江市内の産業用地「朝日ヒルズ工業団地」に2450平方メートルの敷地を確保し、平屋建て1020平方メートル規模の工場建屋を建設。小型マシニングセンター(MC)10台程度を導入し、操業を始める。初期投資額は4億8200万円。人材育成と受注状況に応じて順次、設備の増強を進める構想だ。

このほど島根県庁で開いた県、市との立地協定の調印式で、久保社長(写真中央)は「難削材加工の受注が増えており、半導体関連は忙しくなりそうだ。(稼働に向けて)採用活動も順調に進んでいる」と話した。

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