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ツガワ、半導体装置向け大型筐体板金事業を拡大

【2025年2月18日付 総合4面 日刊工業新聞電子版

27年度200億円事業に

【横浜】ツガワ(横浜市港北区、駒田義和社長)は、半導体製造装置向け板金事業を拡大する。2025―27年度の中期経営計画の一環で、3年間に同装置向け大型筐体(きょうたい)を中心に増産体制を構築。27年度に連結売上高200億円(23年度実績146億円)を目指す。

主力の板金事業の強化に向け、北上工場(岩手県北上市)に第2工場棟を増設し「板金加工から塗装まで、高さ3メートル級の精密大型溶接フレームに対応するシームレスな生産体制」(八重柏光晴専務)を構築する。一方、二戸工場(同二戸市)の分工場として二戸第2工場(同)を開設。板金加工の自動化量産工場として立ち上げる。いずれも26年度内に着工し、27年度中の稼働を見込む。

北上工場第2工場棟は鉄骨造一部2階建て延べ床面積6270平方メートル。二戸市内の工業団地に敷地1・6ヘクタールを取得して建設する二戸第2工場は同2475平方メートル。投資額は北上が26億円、二戸が15億円。並行して既存工場の生産効率を高めるデジタル変革(DX)に8億円、タッチレス操作ができる空中浮遊ディスプレーに続く自社製品開発に2億円を投資する計画だ。

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