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2025予算/静岡市、企業誘致に14億円 若者流出防ぎ地域活性化

【2025年2月4日付 西日本面 日刊工業新聞電子版

【静岡】静岡市は3日、2025年度当初予算案を発表した。24年12月補正、25年2月補正と合わせた一体的な編成とし、一般予算額は前年度比9・9%増の3885億円と過去最大規模の積極型予算。デジタル関連企業の誘致を盛り込んだほか、企業立地促進事業費補助金を同約2・4倍に増額。20代の人口減少が著しい現状の打開に向け、若者の市外流出の抑制と地域活性化を図る施策を盛り込んだ。

デジタル関連企業誘致事業に、7687万円を計上。新施策として、市内に新規進出する際の事務所賃借料を助成するデジタル関連企業立地補助金を設置。従業員5人以上(デジタルエンターテインメント企業は3人以上)の情報通信業を対象に、賃借料の2分の1(上限なし、最大3年間)を助成する。

企業立地促進事業費補助金は14億円で、前年度の5億7400万円から大幅増。工場建設に伴う用地取得、設備投資など初期投資を手厚く支援する。また、デジタル技術を活用して効率化、生産性向上を伴走支援する中小企業等DX支援事業に4890万円を計上した。

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