【横浜】ヨコレイはベトナムのロンアン省のフーアンタン工業団地で建設を進めていた冷蔵倉庫「ベンルック物流センター=写真」を竣工した。同センターはホーチミン市の南西部に位置する。約4万6000平方メートルの敷地に、延べ床面積約1万7400平方メートルの鉄骨平屋建ての冷蔵倉庫を設けた。収容能力は約4万5300トン(約1万8000パレット)で、そのうち4万トン強(約1万5000パレット)が全自動ラック倉庫となっている。
同社は東南アジア諸国連合(ASEAN)で水産加工が盛んなタイに冷蔵倉庫5拠点を展開しており、2カ国目の進出先。南西部のメコンデルタ地区を中心に水産加工業が発達し、経済発展に伴う冷凍食品需要の増大も見込めると判断した。日本で水揚げされた水産品を輸出する食品販売事業の中継拠点としても活用する。
竣工式で古瀬健児社長は「日本で培ったノウハウと最新鋭設備を取り入れた。両国間の橋渡しに少しでも貢献できるように努力していきたい」と述べた。