豊田通商はインドネシア西ジャワ州のパティンバン国際港で建設中の大型コンテナターミナルの運営会社に出資した。経済成長が著しい同国で、既存の港湾と工業団地を結ぶ道路が慢性的な交通渋滞に陥る中、物流網の拡充につながるインフラ事業に参画する。運営会社の株式を34%取得し、取得額は明らかにしていない。豊田通商は2021年に同港の自動車ターミナル運営に参画しており、今回の出資を通じて同国の旺盛な輸出需要を取り込む。
豊田通商が出資したコンテナターミナルの運営会社パティンバン・グローバル・ゲートウェイ・ターミナルには、スイス海運大手MSCのグループ会社が45%、インドネシア海運大手サムデラのグループ会社が21%出資している。
同ターミナルは26年中の運営開始を予定し、…