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ジーエルテクノ、ベトナムに新工場 中国リスク回避

【2025年5月28日付 総合1面 日刊工業新聞電子版

米顧客向け石英ガラス生産

ジーエルテクノホールディングス(HD)はベトナムで半導体の製造装置に使う石英ガラス製品の工場を建設し、中国から米国の顧客向けに生産を移管する。総投資額は約50億円で、2027年1月からの製造開始を目指す。トランプ米政権発足以降、米中貿易摩擦が激化し、米系の主要顧客などが中国産品への警戒感を強めている。サプライチェーン(供給網)を再構築し、高まる地政学リスクを抑える。

100%子会社のテクノクオーツ(東京都中野区)がベトナム・ハナム省に半導体製造装置の治具などに用いる石英ガラス製品の工場を新設する。首都ハノイから50キロメートル程度の工業団地で土地を取得し、穴開けや研削、研磨などの機械加工を行う。

海外の工場は

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