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半導体の高度人材育成 愛媛・西条市と広島大が連携

【2025年10月30日付 西日本面 日刊工業新聞電子版

【松山】愛媛県西条市と広島大学は29日、半導体分野のグローバル人材育成などに関する連携協定を締結した。半導体分野でグローバルに活躍する高度専門人材の育成や学術研究、産学官連携を推進する。

西条市は、半導体産業技術研究所を有し同分野のグローバル人材育成を進める同大との共同研究やインターンシップ(就業体験)受け入れにより、半導体関連企業誘致や立地企業の競争力を強化する考えだ。広島大が同内容の連携協定を自治体と結ぶのは初。

西条市庁舎で締結式を行った高橋敏明市長は「当市は水が非常に豊富で半導体産業に適している。当市の半導体など各種産業の発展に向け取り組んでいく」と強調。越智光夫学長は「地域と連携した半導体グローバル人材の育成と教育の国際化を一層進めていく」と語った。

西条市では愛媛県が約30ヘクタールの産業用地を開発。半導体関連の装置や素材メーカーなどの誘致を進めている。

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