地域に旗印、シンポで意識醸成
岩手県に半導体関連産業の集積が進んでいる。地域経済へのプラス効果とともに、今後は市民レベルでの半導体への意識向上が期待されている。岩手県奥州市の新工業団地「江刺フロンティアパークII」(江刺FPII)では、進出企業による初の竣工式が11月下旬に実施された。同団地ではこれを皮切りに順次新規着工が見込まれる。一方、東北経済産業局は2026年1月に盛岡市で半導体を旗印とする“シビックプライド”醸成を展望する試験的なシンポジウムを開く。 (仙台・大矢修一)
「岩手のリーディングカンパニーになっていきたい」―。江刺FPIIに進出した東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ(山梨県韮崎市)の両角友一朗社長は、竣工式でこう力を込め、地域とともに岩手を盛り上げていく決意を示した。
倉庫機能と生産機能を併せ持つ…


