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岩手県、半導体集積進む 新団地着工・雇用創出

【2025年12月17日付 東日本面 日刊工業新聞電子版】

地域に旗印、シンポで意識醸成

岩手県に半導体関連産業の集積が進んでいる。地域経済へのプラス効果とともに、今後は市民レベルでの半導体への意識向上が期待されている。岩手県奥州市の新工業団地「江刺フロンティアパークII」(江刺FPII)では、進出企業による初の竣工式が11月下旬に実施された。同団地ではこれを皮切りに順次新規着工が見込まれる。一方、東北経済産業局は2026年1月に盛岡市で半導体を旗印とする“シビックプライド”醸成を展望する試験的なシンポジウムを開く。 (仙台・大矢修一)

「岩手のリーディングカンパニーになっていきたい」―。江刺FPIIに進出した東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ(山梨県韮崎市)の両角友一朗社長は、竣工式でこう力を込め、地域とともに岩手を盛り上げていく決意を示した。

倉庫機能と生産機能を併せ持つ

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