感染対策とのジレンマ
中国では新型コロナ肺炎(COVID―19)の感染拡大が経済活動に暗い影を落としている。初期段階での封じ込めに失敗した中国政府は、その後湖北省(省都=武漢市)を「都市封鎖」するなど強硬策に転じ、国を挙げて感染拡大阻止に取り組んでいる。しかし、感染対策を強化すればするほど経済活動を鈍らせるというジレンマに直面している。
旧正月(春節)連休明けの生産再開は極めて厳しい状況だった。新型コロナ肺炎の影響で例年より1週間遅れて生産を始めたものの、いまだに正常な生産体制には戻れていない。その主因は…
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