【水戸】茨城県は、生産拠点の多元化や国内回帰に取り組む企業の県内への立地を支援する。サプライチェーン(部品供給網)の強靱(きょうじん)化に向けて国が創設した補助制度「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」を活用して県内に生産拠点を開設する企業に対し、県独自で最大2億円を上乗せ補助する仕組みを導入した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた新たな国内投資の動きに対応し、県内への立地を促進する。
国が5月に創設した同補助制度は、部品や素材の供給途絶リスク解消のため国内での生産拠点整備の事業費を補助するもの。大企業が2分の1、中小企業が3分の2の補助を受けられる。県はこれに加え、独自に上乗せ補助を行う。補助率は原則10%とする。
県の上乗せ補助の対象は、…