観光直撃、景気悪化に拍車 新型コロナウイルスの感染拡大が脆弱(ぜいじゃく)な景気回復下の欧州経済にとって新たな脅威となっている。爆発的な感染が続くイタリアでは、感染源となった北部の一部地域を封鎖した後も、感染拡大に歯止めが掛からずにいる。3月初旬には、仕事や健康上の理由、緊急事態を除き外出や都市間移動を制限する措置がイタリア全土に拡大された。少なくとも4月初旬までは、全ての集会が禁止、展示会やスポーツイベントも中止され、学校や大学は休校となる。 感染者が特に多いイタリア北部は、同国経済の屋台骨を支える豊かな工業地帯として知られる。最大の感染者が出ているロンバルディア州は、… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/新型コロナ、中南米経済を直撃 【連載】グローバルの眼/新型コロナ、中国・経済活動に打撃 【連載】グローバルの眼/欧州の経済対策、企業支援柱に 新型コロナ/外資活動じわり緩和 アジア各国、進出企業へ支援策 【連載】グローバルの眼/コロナショック最大の“被害者” サプライチェーングローバルの眼EU欧州国際経済GDP欧州経済新型コロナ