所得配分のバランス重視 マレーシアは多民族、多言語、多宗教の国だ。マレー系が人口の63%を占め、マレー語が母国語で全員がイスラム教徒。中国系は同23%で、主言語は中国語で仏教徒が多い。インド系は同7%で、主言語はタミール語で宗教はヒンズー教、その他少数民族が同7%(キリスト教徒など)となっている。共通言語はマレー語と英語だ。 政府はこれまでマレーシアを構成する各民族が「公平感」を持つよう努めて来た。学校教育面ではマレー語中心の公立学校に加え、中国人学校、インド人学校、キリスト教学校の設立を認め、各民族が自らの言語で教育を受けることができるようにしている。 職業面では… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/マレーシアの政変「激動の1週間」 【連載】グローバルの眼/穏やかな時間が流れるマレーシア 【連載】グローバルの眼/マレーシア、所得増え寿命も伸長 【連載】グローバルの眼/支持減少するマハティール政権 【連載】グローバルの眼/マレーシア・汚職事件にみる人の“さが” マレーシアグローバルの眼国際経済民族融和ブミプトラ政策統一マレー国民組織