Powered by 日刊工業新聞

コラム

【連載】グローバルの眼/マレーシアの民族融和策

【2019年8月14日付 国際面 日刊工業新聞電子版

所得配分のバランス重視

マレーシアは多民族、多言語、多宗教の国だ。マレー系が人口の63%を占め、マレー語が母国語で全員がイスラム教徒。中国系は同23%で、主言語は中国語で仏教徒が多い。インド系は同7%で、主言語はタミール語で宗教はヒンズー教、その他少数民族が同7%(キリスト教徒など)となっている。共通言語はマレー語と英語だ。

政府はこれまでマレーシアを構成する各民族が「公平感」を持つよう努めて来た。学校教育面ではマレー語中心の公立学校に加え、中国人学校、インド人学校、キリスト教学校の設立を認め、各民族が自らの言語で教育を受けることができるようにしている。

職業面では…

日刊工業新聞電子版で続きを読む
(電子版への会員登録・ログインが必要です)

おすすめコンテンツ from Biz-Nova(ビズノヴァ)

ページトップ