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コラム

【連載】アジア人材活用術(16)中国 働きやすさが定評の日系企業

【2018年10月5日付 総合4面 日刊工業新聞電子版

民営企業が入居するオフィスビルは午前0時を過ぎても明かりがついている

最近、当社が人材採用の支援を行っている顧客企業から「うちの幹部候補人材が、中国の民営企業に3倍の給与で引き抜かれた」という話を聞いた。しかし、この手の話は良くあることだ。中国では少し前まで、給与の高い順に欧米系→日系→韓国系→台湾系→民営という給与差があったが、現在は、その順番が逆転し、場合によっては民営系が欧米系よりも高待遇というケースもある。

では、中国人の転職希望者はみな高待遇を目指して民営企業を目指すかというと、一概にそうとはいえない。民営企業は高い給与を提示するだけでなく、勢いもある。地場のマーケットをしっかり掴み、かつスピード感を持ちサービスや商品を提供している企業が多い。だが、そのような民営企業へ転職しても、半年後に再び転職を希望し当社に再登録をする人も少なくない。やはり日系企業に戻りたいという理由だ。

日系企業回帰の原因はさまざまだが、その一つは「9・9・6(ジュウジュウリュウ)」と呼ばれる、朝9時から夜9時までの勤務時間と週6日という就業時間の長さだ。その他、人間関係や倫理観などさまざまな…

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