大型施設で普及加速 農業・観光と組み新産業に
地球温暖化に伴う海洋環境の変化により天然の漁獲量が低下し、食料安全保障の確保の観点から、陸上養殖への関心が高まっている。また、農林水産省は食の分野を日本経済の稼ぐ柱とするため、フードテックを推進する方針で、その注力分野には陸上養殖が含まれる。その動向について、東京海洋大学の遠藤雅人准教授に聞いた。
―現状をどう見ていますか。
「陸上養殖の普及は進んでいる。特にサーモンなどを養殖する大型施設が出来上がって動き始めている。構想自体は10年以上前からあったが、ようやく資金繰りがうまくいき、採算が取れるめどが立ってきたため、大型施設が増えた。一方でサーモンには他の要因もある」
―他の要因とは。
「日本はサケの栽培漁業をやっているが、…


